まさに話題独占状態のサンセイR&Dだが、やはりファンが待ち望んでいた『牙狼』最新作の存在は別格だ。早くも「2018年の目玉機種になる」との声も上がっているが......。

「もちろん不安がないわけではありません。『牙狼』は圧倒的な出玉スピードと量によってシェアを獲得してきた機種。規制後の1／319となってからは、伸び悩んでいる傾向にありますよね。

業界でも現在の『牙狼』に厳しい評価を下す人間は多いです。前作の『GOLDSTORM翔』が思ったよりも支持を得られなかったように、最新作も規制内では苦戦を強いられる可能性がありますね。

しかし稼働のついているホールもあるように、今でも人気シリーズですから反響は大きいと思います。長期稼働へ繋げるためには、スペックが重要になることは間違いありませんが......」（同）

　現在の規制において「旧MAXの代表」と呼ばれる機種が、出玉感という最大の魅力を失うことは避けられないことだ。そのような状況で求められるのは「他とは異なる魅力」を秘めているか否かという点だろう。

　そのような意味で、サンセイR&Dの新筐体「ライジングサンセイ」の開発など「新たな楽しみ」を提供しようとする姿勢は好感が持てる。超ビッグコンテンツ『牙狼』の名誉挽回へ繋がる"秘策"があることを期待したいが......。